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「エル・エル・ビーン」がNYの公園に“屋外”コワーキングスペースを設置

 米メーン州を拠点にするアウトドアブランド「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は、コワーキングスペースの運営企業インダストリアス(INDUSTRIOUS)と協業し、ニューヨークのマディソンスクエアパーク内に“アウトドア(屋外)”コワーキングスペースを設置する。

 同コワーキングスペースのコンセプトは“Be an Outsider at Work(仕事でアウトサイダーになろう)”。会議室や個別のワークスペース、運動しながら仕事もできるサイクリングデスク、Wi-Fi、電源なども用意し、木漏れ日や風を感じながら仕事ができる空間を作り出した。設置期間は7月21〜22日の2日間で、専用サイトで利用予約を受け付けている。

 「エル・エル・ビーン」は“屋外”コワーキングスペースを設置するにあたり、屋外活動に関するアンケート調査を実施した。同調査結果によれば、87%の屋内労働者が実は外に出て活動することが好きだが、そのうち75%の人は外で働いたことがなかったという。回答者の86%が就業時間に屋外で多くの時間を過ごしたいと答え、65%が仕事が外に出られない最大の理由と答えた。また、半数の回答者が上司や同僚は仕事が終わらない限り、外に出るのを良しとしないとした。しかし、屋外で働くことについて、回答者の74%が気分を高める、71%がストレスを下げてくれる、69%がリラックスできる、66%が健康的で幸福度を高めるなどとポジティブな回答をした。

 このようなコワーキングスペースを設置した理由について、「エル・エル・ビーン」のスティーブ・スミス(Steve Smith)社長兼最高経営責任者は「多くの人が外で過ごす大切さを分かってはいるものの、休日しか外に出ない。この企画で、日中に外で仕事することがいかに創造的かを気づかせ、多くの雇用主に実践してもらいたい」と語る。

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