「ヴェルサーチ(VERSACE)」は2018-19年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルに、多様性の重要さを伝えるために54人のモデルを起用した。ドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)=デザイナーが「史上最長」と言う同広告は、54人のモデルがずらりと並んでポーズをとり、フォトグラファーのスティーブン・マイゼル(Steven Meisel)が撮り下ろした。
ヴェルサーチは「私のチームはただのチームではない。家族だけでなく、顧客、モデル、ファン、フォトグラファー、スタイリスト、友人、アーティスト含めたヴェルサーチファミリーは、相手や状況に応じて適切な対応をとり、自分の声を人に届けることで前進できると信じている人たち。ファッションはただ注目を浴びるための道具ではなく、注目を浴びて何かを伝えるための手段だと考えている人たちよ」と語る。
選ばれた54人のモデルは、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、カイア・ガーバー(Kaia Gerber)、アダット・アケチ(Adut Akech)、レクシー・ボリング(Lexi Boling)、ディラン・フェンダー(Dylan Fender)、ジュリア・ノビス(Julia Nobis)、イマン・ハマン(Imaan Hammam)、アデラ・ステンバーグ(Adela Stenberg)ら。キャリアや経験に関係なく起用され、共に「ヴェルサーチ」のロゴを形作った。