コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS以下、ギャルソン)が4月に立ち上げた新ブランド「CDG」は7月20日、東京と大阪に直営店をオープンした。場所は、東京が表参道ジャイル(GYRE)2階でギャルソンが運営してきたコンセプトショップ、グッドデザインショップ(GOOD DESIGN SHOP)跡地で、大阪も同じく南船場にあった同ショップ跡地。店舗面積はそれぞれ約100平方メートルと約55平方メートルで、営業時間は11〜20時。
「CDG」は同日、ギャルソンとして初のECサイトを14時にオープンした。取り扱い数は25〜30品目と店頭の約80に比べると少ないが、取り扱いアイテムを毎月替えることでサイトの鮮度を保ち、その都度メールでお知らせする。
オープンに先駆け、東京店が関係者に公開された。店内は1996年に初めて使用した“CDG”のロゴが床や壁にプリントされ、店内前方が広々としたレジ空間、後方が売り場になっている。商品は、“アーカイブ・コラボレーション・シンプル”を軸に全てのアイテムが「CDG」でしか買えない限定品だ。商品の平均単価は約2万5000円。「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」同様、エントリーラインの位置付けだ。
“アーカイブ”では、「『CDG』はギャルソンがブランドを50年継続してきた歴史の上で成り立つブランド」と話すように、85年や86年のパリコレでスタッフが着用していたコートの復刻やショルダーバッグをラインアップする。“コラボ”ではロサンゼルス発ストリートブランドの「アンチソーシャルソーシャルクラブ(ANTI SOCIAL SOCIAL CLUB)」や「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」とのTシャツをそろえ、“シンプル”では「完成されているデザインはそのままにギャルソンの要素を加えた」という「アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」とのMA-1や「ヘインズ(HANES)」とのコラボパックTシャツを用意。それぞれのブランドの既存品に“CDG”のロゴをプリントしている。