アップル(APPLE)が新店舗をミラノのピアッツァ・リバティ(Piazza Liberty)に7月26日17時(現地時間)にオープンする。ミラノのショッピング街、ヴィットーリオエマヌレーレ2世通りに位置する同店舗は、映画館シネマアポロがあった場所だ。
設計とデザインは、アップルの本社も手掛けたことがある、ロンドンを拠点とする建築デザインとエンジニア企業のフォスター+パートナーズ(FOSTER + PARTNERS)が行った。訪れる人は、広場の噴水の水が長方形のガラスの壁を伝って滝のように流れるエントランスから、木とスチール、ガラスでできた地下の店内に入ることになる。
アップルのジョニー・イヴ(Jony Ive)=チーフ・デザイン・オフィサーは「イタリアの歴史ある広場で働くことは、大きな責任があるが素晴らしい挑戦でもある。われわれは、イタリアの広場に欠かせない水と石という2つの要素を組み合わせた。ガラス造りのエントランスは、滝のように流れる水に包み込まれるように設計してあり、来店者にさまざまな感覚を与えてくれるだろう」と語る。
オープンを記念して、アップルはミラノを拠点に活動する映画製作者やイラストレーター、ミュージシャン、デジタルアーティストら21人を招いた。21人は「明日、ミラノで何をする?(Cosa farai domani Milano?)」という質問に対する作品を制作した。作品は9月から店舗に展示されるという。
また、東京の新宿店でも開催しているアートやデザイン、音楽、写真、プログラミング、アクティビティーなどを対象とした参加無料のプログラムも開催する。
なおアップルは、フィレンツェ、トリノ、ローマなどイタリアの他都市に店舗をオープンしている。