ビジネス

デザイナー交代が続く「ブリオーニ」のクリエイティブ・ディレクターが1年で退任

 ケリング(KERING)傘下の伊メンズブランド「ブリオーニ(BRIONI)」は、ニーナ・マリア・ニーチェ(Nina-Maria Nitsche)=クリエイティブ・ディレクターが退任することを7月27日に明らかにした。6月に発表した2019年春夏コレクションがニーチェ=クリエイティブ・ディレクターのラストコレクションとなった。後任は未定。

 16年10月に退任したジャスティン・オシェイ(Justin O’Shea)の後任としてニーチェは17年6月に同職に就任した。オシェイ=前クリエイティブ・ディレクターはラグジュアリーECサイトの「マイテレサ(MYTHERESA)」のグローバル・ファッション・ディレクターを務め、主にウィメンズウエアを監修していたがデザインの経験がなく、就任から約半年で退任した。オシェイ以前は12年から16年までブレンダン・ミューラン(Brendan Mullane)がクリエイティブ・ディレクターを務めていた。

 ニーチェは1989年に「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA、現メゾン マルジェラ)」に入社し、約23年間マルタン・マルジェラ本人と共に働き、マルジェラの退任後は同ブランドのクリエイティブ・ディレクションを手掛けていた。また、2016年9月には同じく「マルジェラ」出身のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)がヘッドデザイナーを務める「ヴェトモン(VETEMENTS)」のチームに加わったが、17年のスイス・チューリッヒへの本社移転を機にブランドを離れた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。