ポーラ・オルビスホールディングスの2018年1~6月期決算は、売上高が前年同期比6.7%増の1252億円、営業利益が同10.3%増の231億円、純利益が同9.8%増の153億円と増益となった。
好調要因は、基幹ブランド「ポーラ(POLA)」のシワ改善美容液「リンクルショット メディカル セラム(以下、リンクルショット)」や、育成ブランドの「THREE」「ディセンシア(DECENCIA)」の継続伸長によるものだ。「リンクルショット」は1月、販売数の増加によるコスト減を受けて1万5000円から1万3500円に価格を改定し、顧客数の増加や関連商品の購買につながった。また、6月からは香港、台湾でも販売をスタートさせて中華圏でも成長している。
ブランド別の売上高は「ポーラ」が同10.1%増の765億円、「THREE」「ディセンシア」が売上高同22.5%増の84億円と伸ばす一方で、「オルビス(ORBIS)」やブランドイメージを刷新するグローバルキャンペーンを展開した「ジュリーク(JURLIQUE)」は振るわなかった。