メディアとしての母体を持たない“分散型メディア”を運営するlute(東京都、五十嵐弘彦・社長)が、韓国モデルを起用した企業支援“オルチャンマーケティング”事業を展開するCoogee(東京都、鈴木ヒロユキ社長)との業務提携を発表した。韓国モデル・アーティスト事業領域におけるキャスティング・アライアンスを締結。ファッションや美容、グルメ分野で起こりつつある“韓流サードウエーブ”トレンドに向けて、国内企業に対してアイコンとなるモデル・アーティストを起用したソリューション事業を提案していく。
luteは2016年にユーチューブを中心とした分散型動画メディアとして発足、17年8月からはその活動の場をインスタグラムのストーリーズ機能へ移し、事業を行ってきた。18年2月には新しい音楽のプロモーション方法として期待される“サブミッションメディア”を立ち上げるなど、音楽メディアの新しいあり方を模索している。“韓流サードウエーブ”という言葉の生みの親とされ、これまでも韓国のヒップホップレーベルのハイライトレコーズ(Hi-Lite Records)所属アーティストやジャッキーワイ(Jvcki Wai)など、すでに8組の韓国アーティストのマネジメント業務を行っている。
一方のCoogeeは韓国のトレンドを日本企業にアウトプットする事業を展開する。韓国モデルのテリ(taeri)やテラハ出身モデルの治田みずきらを起用したキャンペーン企画・商品開発の他、ファッションEC「アンドロッティー(&lottie)」の運営などを行う。