三越伊勢丹ホールディングス(HD)の2018年4〜6月期は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比33.1%増の90億円だった。不採算事業の整理など一連の構造改革によって販管費率を1.5ポイント低下させ、利益改善に結びつけた。
売上高は同2.3%減の2867億円。3月に伊勢丹松戸店の営業を終了したが、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の基幹3店舗がインバウンド(訪日客)や富裕層の旺盛な消費に支えられて堅調に推移した。事業構造改善費用13億円を特別損失に計上したため、純利益は同5.3%減の45億円になった。