編集部員さえあきれる（!?）ファッション・ヴィクティムで、ここ数年はやっぱりあきれられるほどジムホリック（ジム中毒）な「WWD JAPAN.com」編集長が、オシャレ化が加速するエクササイズ業界に潜入！カラダを張って最新エクササイズを体験し、長年の経験からオシャレ度をジャッジします！今回は、流行りのAI（人工知能）を使った超・時短エクササイズ。AIが僕の筋力や体力、目標、生活スタイルを学習すれば、1回のトレーニングがなんと！たった20分で済んでしまうという驚異のボディメイクです。聞くと、1部位の筋トレはわずか8回で終了とか……。半信半疑で、6月に渋谷にオープンしたアメリカ発のパーソナルトレーニングジム「エクササイズ コーチ（THE EXERCISE COACH）」にGOです！
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筋トレにハマっている皆さんは、毎回、ウエートを何回くらい持ち上げていますか？筋肥大させたい人は、やっぱり10回×3セットくらいでしょうか？僕の目標は、“細マッチョ”（笑）。だから筋トレは、重すぎないウエートで各部位40回×週2と決めています。40回の理由は、正直、なんとなく（笑）。「筋肥大させたい人は重めの負荷で少ない回数を、逆に体を引き締めたい人は軽めの負荷で回数を重ねて」という、どこで、誰に聞いたのかわからない話を信じて、我流の筋トレを続けています。我流だから怠けるし、いい加減です。おかげで胸もハラも腕も、今のところ、成果はほとんどありません。
回数を重ねているのに結果が伴わない僕にとって、「1回の筋トレは、各部位たった8回」なんていう「エクササイズ コーチ」のメソッドは、驚きです。ジムを訪れ、その話を最初に聞いたときは、「ウソだ！」と絶叫してしまいました（笑）。だって40回やっても効果が実感できていないのに、8回なんて!!乳酸すら出ないんじゃない？そのくらい、信じられません（笑）。
AIとトレーナーが可動域さえ決める。1回20分だからパーソナルにも手が届く
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パーソナルトレーナーによると、「エクササイズ コーチ」では、AIが、フォームが崩れるほど重くはないけれど効果が薄いほど軽くもない「重量」はもちろん、マシンを動かす「可動域」、マシンを押したり引いたりの動作を行う「秒数」まで、個々の体とニーズに合わせ理想的なエクササイズを提案してくれるのだそうです。このAIによるワークアウトはシカゴでの実証実験を経て確立され、「エクササイズ コーチ」が日本に導入しました。気になる重量は、最初に“マックス テスト”と称する、力を目一杯発揮するエクササイズを1回だけ行い、その結果とカウンセリング、そして膨大なデータを基にAIとパーソナルトレーナーが算出します。
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各部位、筋トレの回数はたった8回だから、1回の筋トレはたった20分。究極の短期集中型だし、トレーナーが常時寄り添ってくれるので、トレーニング嫌いでも続けられそうです。そして1回20分だから、パーソナルでも料金は月8回で3万2000円。続けられそうです！
でも、本当に効果はあるの？そんな疑問は、エクササイズを体験すると、見事に吹っ飛びました。
絶妙の重さ、そして絶妙の回数！AIエクササイズは8回でマジ限界
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AIとパーソナルトレーナーが算出した負荷による8回の筋トレは、マジでつらいです。笑いながらやれるのは、3回まで。4回目以降は顔がゆがみ、嗚咽のような絶叫のような声が漏れ始め、7回目くらいからは泣きたくなります。8回終わると、鍛えた部位はプルプル震えています（苦笑）。でも、絶対に持ち上がらないほど重たいワケでもないんです。絶妙です。そして8回だから、頑張れます。いや、10回だったら頑張れない（笑）。AIとトレーナーは、そんな「絶妙」を突いたエクササイズを設定してくれました。
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実際、翌日は筋肉痛になりました。筋トレは回数じゃなく、重さや動き方、姿勢が大事なんだと、あらためて目からウロコです。
1回20分だから、マシン以外の設備は最低限。WORK & GOのフィットネス
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施設は、各部位を鍛えるためのマシンが1台ずつ。ここにトレッドミルがあれば、最近急増している24時間ジムのようです。ロッカーはごくごく小さく、施設にはシャワーさえありませんが、エクササイズは20分で終わってしまうから、ふき取りシートがあれば十分かも。むしろ20分のエクササイズ後に、シャワーを浴びたり、ドライヤーで髪の毛を乾かしたりする方が面倒かもしれません。1回20分なので、トレーナーの予約が取れないなんていうイライラも少ない。ウエアも無料で貸し出してくれるから、思い立った時にトレーナーのアポを取り、ジムに行くことができます。
「本当に時間がない！だから、カラダは効率よく作りたい！」。そんな人にぴったりです。
