ユニクロの2018年7月度の国内売上高は、既存店とダイレクト販売(EC、法人向け販売)の合計が前年同月比0.3%減、全店ベースでは前年並みだった。7月上旬の西日本豪雨による客数減が響いた。月後半は気温上昇を背景に「夏物が好調に推移した」が、補いきれなかった形だ。既存店とダイレクト販売は、5、6月に続き3カ月連続で前年実績を下回っている。
豪雨によって約80店が被災し、一時営業停止や営業時間の短縮を行った。1週間以上営業できなかった1店は既存店から除外している。月後半の売れ筋は、ウィメンズは“ドライEX”のボトムスや“エアリズム”のパーカなど。メンズはアーティストのカウズ(KAWS)や「少年ジャンプ」とコラボレーションした「UT」など。全般的に、夏向けの新商品が動いた。ボトムスやパーカなどの高単価品が売れたことで、Tシャツが売れ筋だった昨年に比べ、客単価は3.1%増となった。