「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は9月7〜30日、カナダ・トロントのユニオン駅構内で「タイム・カプセル(TIME CAPSULE)」展を開催する。同展は世界各地を巡回しており、日本では7月14日〜8月1日、大阪の阪急うめだ本店で開催された。
160年余に及ぶ「ルイ・ヴィトン」の歴史は、技術とデザインを革新させ、めまぐるしい時代の変化に呼応してきた証である。その様をつぶさに発見できるのがこの展覧会だ。
同展では、1854年のブランド創業から現在に至るまでの歴史を、「ルイ・ヴィトン」のアーカイブから厳選された希少な製品の実物で振り返る。例えば、1906年頃に作られたクラシックなモノグラム柄トランクや、初期の折りたたみ式ベッドトランクなどだ。
同展は6つのパートで構成されており、「The key to the codes(メゾンの象徴)」では「ルイ・ヴィトン」が創業初期に発表したトランクのデザインを、「Journeys around the World(世界を巡る旅)」では、交通手段の変化に合わせ開発された製品のストーリーを、「Elegance in Motion(旅するエレガンス)」では「ルイ・ヴィトン」が提案してきたスタイルのある旅を、そして「Icons of the House(メゾンの多彩なアイコン)」では、ブランドを代表するアイコニックで心に残る製品を紹介している。「Magic Malle(魔法のトランク)」ではブランドの軌跡を映し出すトランクを設置し、「Artisans Room(匠の部屋)」では職人の手仕事を鑑賞できる。