ファッション

スカート専業「クリーナ」から新ライン Tシャツやコーチジャケットも

 飛世拓哉によるスカートに特化したウィメンズブランド「クリーナ(CLEANA)」は2019年春夏、スカートに合わせる新ライン“CN バイ クリーナ(CN BY CLEANA)”をスタートする。

 “CN バイ クリーナ”の初回コレクションは、飛世デザイナー自身が好きなメンズの定番アイテムなどにディテールを変化させ、「クリーナ」のスカートに合わせられるコーディネートアイテムを提案した。ラインアップは、フロントにフリルを付けたコーチジャケット(2万4000円)や崩れたバランスの変形デニムジャケット(3万8000円)、変形ウエスタンシャツ(2万6000円)、ボーダースエット(2万6000円)、「フルーツ オブ ザ ルーム(FRUIT OF THE LOOM)」とコラボしたパックTシャツ(2枚入り7200円)の5型。飛世デザイナーは「『クリーナ』のスカートとコーディネート提案できるようにした。これまで『お手持ちの一番シンプルなトップスに合わせてください』と伝えてきたが、実際に『どう合わせていいのか分からない』という声も多くいただいた。また、販売時にスカートだけを1ラックで見せるのではなく、面で見せていけるよう商品ラインアップを増やしたかった」と語る。

 「クリーナ」も今季はこれまでと作り方を変えている。「今回、10シーズン目で、原点に戻りたいと思った。毎シーズンデザインを進化させてきたが、前シーズン前回よりも強いデザインを追求してきた結果、18-19年秋冬はこりすぎてしまい、シーズンに数回程度しかはいてもらえないようなスカートを作ってしまったと落ち込んだ。その時周りにパンツを着た女性が多く、パンツへ憤りと嫉妬心を感じた」(飛世)ことから、“パンツとスカートの融合” “パンツに寄生するスカート” “パンツが嫉妬するスカート”の3つをキーワードに構成。従来よりも取り入れやすいデザインを増やした一方で、従来通り凝ったデザインのスカートもそろった。片足をパンツのように足を通すラップスカート(3万2000~3万6000円)、ミニスカートをクリップでつけたデニム(3万8000円)、立体的な特殊プリーツを施したスカート(3万3000円)などそろえる。またフラワープリントは、“嫉妬”などの花言葉がある花をモチーフに飛世デザイナーが描いたという。

 「クリーナ」は2014-15年秋冬、ユニセックスブランド「エフィレボル(.EFILEVOL)」のデザイナーの飛世拓哉が立ち上げたスカートに特化したブランド。現在、伊勢丹新宿本店やドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、ビオトープ(BIOTOP)など約20アカウントで取り扱いがある。

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