シューズ販売会社の世界長ユニオンは、米フィットネスブランド「ビーチボディ(BEACHBODY)」のアパレルとシューズの輸入販売を今秋スタートする。スポーツ用品の量販店ヴィクトリア(VICTORIA)とB & Dを皮切りに、8月下旬から都内フィットネス専門店や百貨店などで順次取り扱っていく予定。日本での売り上げは現在、ブランド側と計画中だ。
商品素材は遠赤外線熱を利用して体を温めることで運動機能を向上させつつ、汗の蒸発を促したりする特殊な素材を用いる。伸縮率の異なる素材を縫い目なしでつなぎあわせた立体的なパターンのウエアがそろう。価格帯はアパレルが5000~1万円、シューズが1万2000~1万3000円。
「ビーチボディ」は1998年に設立。独自のフィットネスプログラムやダイエットプログラム、栄養学などを開発し、全世界で2万7000人以上の顧客を抱える。アパレルとシューズは、2017年にシンガポールのメーカー、グローバル・ブランド・パートナーズ(GLOBAL BRAND PARTNERS以下、GBP)とライセンス契約を結んでスタートさせた。現在は本国アメリカの他、イギリスとドイツに進出しており、フィットネスプログラムなども合わせて、売上高は10億ドル以上とフィットネス界ではトップクラスだ。GBPのキリック・ダッタ(Killick Datta)社長兼CEOは「スポーツギアが徐々にファッションに取り入れられるようになっており、『ビーチボディ』の可能性も広がっている。日本を皮切りに、韓国や中国、フィリピンなどといったアジアにもアパレルを広めていく。来年末までに140カ国以上にブランドを展開する予定だ」と意気込む。