ファッション

美容部員のトレーニングもデジタルに 「エスティ ローダー」がARの教育ツールを国内初導入

 「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は、AR技術を活用した美容部員向け教育ツール「ユーカム AR トレーニング(YOUCAM AR TRAINING)」を日本国内で初めて導入した。これまで国外では同ツールを導入しているブランドはあるものの、日本では初となる。「エスティ ローダー」は同ツールを使用して、全国に800人以上いる同ブランドの美容部員にスキンケアやメイクのトレーニングメニューを今後提供していく。 

 「ユーカム AR トレーニング」は、バーチャルメイクアプリ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」のAR技術を搭載したメイク教育ツールで、美容部員向けのインターネット学習サービスを可能にする。バーチャルメイク付きライブ配信、資料表示、コメント、いいね、リアルタイムアンケート、視聴後アンケート調査(リアルタイム集計)、配信ビデオのアーカイブ化が可能となっていて、このツールを使うことで、美容部員が全国から1カ所に集まる必要もなく、スマホやタブレットを通してどこでもトレーニングを受けることができる。

 今回の取り組みについて、江川みさELGCエスティ ローダー事業部 営業本部 トレーニング部 トレーニングマネージャーは、「自分のペースでトレーニングを受けることが可能な『ユーカム AR トレーニング』は、デジタルによる効率化が進む今の時代に合ったサービスであると感じた。コメントや絵文字といった機能はデジタルネイティブと呼ばれる若い世代の美容部員にも親しみやすく、楽しみながら学んでもらえることが期待できる」とコメント。

 一方「ユーカム AR トレーニング」を日本で提供するパーフェクトの磯崎順信・代表も、「これまでの一方的なビデオ視聴型のトレーニングではなく、リアルタイムにインタラクティブなコミュニケーションを取りながら、楽しく効果的なトレーニングが受けられるサービス。働き方が多様化する中、本サービスを導入することで、コストや時間など、従来型のトレーニングプログラムが抱える課題を軽減することができると考えている」と話す。

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