大丸松坂屋百貨店が運営する大丸東京店は8月10日から、AI(人工知能)を活用し各階の喫茶店とトイレの空き状況をリアルタイムで確認できるサービスを開始する。空席情報配信サービス企業のバカン(東京、河野剛進・代表取締役)の協力によるもので、喫茶店とトイレ両方の空き状況を確認できるのは、百貨店では同店が初となる。
大丸東京店はターミナル立地という特性上、1日の来店客数が平日は平均10万人、週末は12万人にのぼり、喫茶店やレストラン、女子トイレが非常に混雑し、待ち時間も長くなっていた。このような状況を改善するために画像解析やAIといった技術を活用。これらの空き状況は、各階のデジタル掲示板だけでなく、スマートフォンなどからウェブサイトにアクセスして確認することも可能。
同社はこのサービスを年内に、同じようなターミナル立地の店舗に導入することも検討している。