英百貨店セルフリッジ(SELFRIDGES)は、リニューアルを続けていたロンドン店の5600平方メートルに及ぶ1階アクセサリー売り場の一角に眼鏡売り場を設けた。50ブランド、2200本の商品が並ぶ360平方メートル以上の広さは英国最大だ。内装を手掛けたアレックス・コクラン(Alex Cochrane)のオレンジ、グリーン、ブルーなどのポップな色使い、ハチの巣のような壁のディスプレーは遊び心がある。
韓国発の「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」のショップインショップや「シャネル(CHANEL)」の特別編集売り場がある他、「グッチ(GUCCI)」「プラダ(PRADA)」「ディオール(DIOR)」、地元ロンドンの「リンダ・ファロー(LINDA FARROW)」などの有名ブランドが並ぶ。また、根強い人気があるロサンゼルスの「グレイ・アント(GREY ANT)」やパリの「ティエリー・ラスリー(THIERRY LASRY)」などは同店オープンに合わせて限定商品を製作し、「ロエベ(LOEWE)」は新コレクションを同店限定で販売するなど独自の企画も多数ある。
セルフリッジのスポークスマンは、「眼鏡を開いた状態でシンプルに並べ、簡単に早く商品に接することができる、これまでにない方法でディスプレーした。至るところに鏡を配置し、売り場中を歩き回る必要はない」と同店の特徴を説明した。眼鏡売り場が4階だった時に比べ、3倍の集客数を見込んでいる。