ファッション・ビューティ業界の人材会社iDAを傘下に持つワールド・モード・ホールディングスは、オーストラリアに現地法人iDAオーストラリアを7月25日に設立した。
訪日観光客の増加や2020年東京五輪を視野に、ワーキングホリデーに訪豪する英語が堪能な人材を囲い込む。英語での販売実務経験やグローバルな視点をもつ販売スタッフを育成し、ワーキングホリデー滞在先でのファッション・ビューティ業界への就業支援、さらには帰国後の同業界での就業支援も実施する。日本からは年間1万人以上がワーキングホリデーを利用し訪豪するものの、ファッション・ビューティ業界への就業は少ない傾向にあるという。
ワールド・モード・ホールディングスは17年10月にはシンガポールに現地法人を設立。今後は台湾にも開設予定という。加福真介・社長は「インバウンド需要は一過性ではなく、20年に向けた特需も重なりグローバルな人材の需要はさらに高まっていることから、求職者がファッション・ビューティ業界販売職を選択しやすい環境作りを進めていく」としている。