「ナイキ(NIKE)」とヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、テニスの4大大会の一つで8月27日に開幕する第50回全米オープンに合わせたテニス・コレクションを発表した。
“The Queen Collection”と名付けられた同コレクションは、ヴァージルが「最も影響力のあるスポーツ選手の1人」と話し、奇抜なウエアで試合に臨むことで知られる米女子プロテニス選手セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)をミューズとして製作。テニスウエアでありながら、ダンスとバレエが好きだというセリーナのためにチュチュのようなシルエットが特徴的なドレスをはじめ、ボマージャケットやバッグ、昨年11月の「ナイキ」とヴァージルによるスニーカーのリデザインプロジェクト「THE TEN」の“ブレーザー(BLAZER)”と“エア マックス 97(AIR MAX 97)”をアップデートしたモデル、全体に銀色のラメが施された“コート フレア 2(COURT FLARE 2)”を用意した。
なお同コレクションは、「ナイキ」の公式アプリ「NIKE SNKRS APP」のニューヨーク版のみで限定販売される予定だ。
セリーナ・ウィリアムズは、1981年アメリカ・ミシガン州生まれ。5人姉妹の末娘で、幼少の頃から1つ上の4女ビーナス・ウィリアムズ(Venus Williams)と共に早くからテニス選手としての素質を見せ、1999年に17歳の若さで4大大会初優勝を達成。これまでに4大大会のシングルスで23回の優勝を誇り、ダブルスでもビーナスと共に14回の優勝を経験し、男女を通じてシングルスとダブルスでキャリア・ゴールデンスラム(4大大会およびオリンピック優勝)を達成したただ1人の選手である。5月の全仏オープンには、映画「Black Panther」を思わせる全身真っ黒のピタッとしたスーツで出場し、話題になった。