ファッション

「ウオッチ強化宣言!」の日本橋三越が10億円以上売るイベント 15日開幕

 三越日本橋本店は、日本最大級の時計の祭典「三越ワールドウオッチフェア(MITSUKOSHI WORLD WATCH FAIR以下、WWF)」を8月15日から27日まで開催する。高級時計ブランド60以上が一堂に会し、数量限定のレアモデルなどをラインアップする。昨年の「WWF」は12日間で10億円以上を売り上げた。今年は開催日が1日多いこともあり、昨年以上の売り上げを目指す。

 「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」や「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」といったメジャーブランドはもちろん、渡辺健司・時計バイヤーは「今回は、企業に依存せず自らのアイデアと技術で時計を1つずつ手作りする独立時計師にフォーカスしたい」と語った。独立時計師の手掛けるウオッチは年間生産が数十本足らずで、価格は数百万~数千万円。「ラング&ハイネ(LANG & HEYNE)」のマルコ・ラング(Marco Lang)や「ルドヴィック・バルアー(LUDOVIC BALLOUARD)」のルドヴィック・バルアー、「クドケ(KUDOKE)」のステファン・クドケ(Stefan Kudoke)ら、来日した独立時計師によるトークイベントも行う。

 「WWF」には、今後の三越日本橋本店の時計サロンを占う“トライアルの場”としての側面もあり、独立時計師をはじめとする独立系ブランドがユーザーに受け入れられれば、「フェア後に、取り扱い数を増やすことも検討する」という。前回の「WWF」では、「シンプルだが機能美があり、日本人の好みに合う」とドイツ時計を初めてまとめて紹介。好評を受け、売り場の拡充を図った実績がある。

 浅賀誠・執行役員三越日本橋本店長は、「これだけ独立系ブランドが集まることはないだろう」とし、さらに「2019年に、6階時計サロンを徹底強化したリニューアルを行う。現在より数倍広く、日本最大級の面積と日本最大の品ぞろえを実現し、三越ならではの圧倒的なおもてなしを提供する」と述べた。

 「WWF」は1998年にスタート。毎回、世界的に希少で入手困難なアイテムを紹介しており、時計愛好家から支持されている。会場は、三越日本橋本店本館7階の催物会場(一部6階の時計サロン)。

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