記録的な猛暑が続く今夏、男性用の日傘が売れている。埼玉県が暑さ対策として男性用日傘の普及啓発を行ったことから注目を集め、今では百貨店やバラエティストアには男性向けの日傘が並び、インスタグラムやツイッターでは「#日傘男子」のハッシュタグも作られているほどだ。
男性の日傘は恥ずかしいという意見もあるが、日傘は遮熱効果も高く、“動く日陰”として猛烈な日差しから身を守ってくれると支持されている。加えて、以前は焼けた肌が男らしさの象徴だったが、今や白い肌のニーズも高まっているようだ。「Yahoo!ショッピング」によると、男性用日傘の注文者数は前年比5倍となり、中でも7月は突出して伸びた。
また「Yahoo!ショッピング」では、男性向け美容商品は日傘だけでなく男性用化粧品にも広がっているという。男性用化粧品の購入者数は3年前に比べ3.3倍になっており、男性の美容意識も高まっている。
男性用化粧品売り上げランキングの上位は肌ケア商品。定番の化粧水や洗顔料の中に、ファンデーション、BBクリーム、コンシーラー、アイブロウといったアイテムが並ぶ。肌悩みをカバーし、きれいに見せたいという思いは男女を問わないようだ。