2017年7月に破産法適用を申請したカリフォルニア発のプレミアムデニムブランド「トゥルー レリジョン(TRUE RELIGION)」が、復活を懸けて同じくカリフォルニア出身のモデル、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)をブランドの顔に起用した。
「トゥルー レリジョン」はベラの起用について「SNSを駆使するカーダシアン一家の一員でありながら、古代エジプトの王妃のような不朽の美しい顔を持つベラは過去と現在を結ぶ役割を果たしてくれると思う。彼女を起用したことは、未来を見据えつつ現代的視点を持ったブランドのDNAと一致する自然な選択だった」とコメントしている。
一方でベラは、「ロサンゼルスを象徴するデニムブランドと撮影できたことは素晴らしい体験だった。私は『トゥルー レリジョン』と共に育った。そんなブランドの新たな章に参加できたことをうれしく思う」と語った。
ベラを起用した18-19年秋冬・ホリデーキャンペーンの広告は、フォトグラファーのブー・ジョージ(Boo George)が撮影、スタイリストのミミ・カトレル(Mimi Cuttrell)がスタイリング、ジェン・アトキン(Jen Atkin)とメアリー・フィリップス(Mary Phillips)のデュオがヘアとメイクを手掛けた。同広告のキャンペーンは8月17日からメディアで、9月6日からアメリカとイギリスの店舗でスタートする。
「トゥルー レリジョン」が大々的にアイコン的モデルを起用したのは数年ぶりのことだ。15年にはNBA選手のラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)とコラボしたコレクションを発表。17年には気鋭の女優、ヘリゼン・グアルディオラ(Herizen Guardiola)や、ヘヴィメタルバンドのモトリー・クルー(Motley Crue)のドラマー、トミー・リー(Tommy Lee)をデジタルキャンペーンに起用していた。