ファッション

24日スタートの“ジョジョ展”を大公開 巨大な描き下ろし原画からスタッフユニホームまで

 国立新美術館は8月24日から、超人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの原作者である荒木飛呂彦の展覧会「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」を開催する。21日に行われた内覧会には、作者の荒木さん本人のトークセッションの他、コラボアーティストとして展覧会に参加した森永邦彦「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナーによる作品紹介なども行われた。展覧会の目玉の1つである12枚の巨大な描き下ろしの原画を前にした荒木さんは、「実際に会場のとてもいい照明の下で見たら、実はディオの背景が濃すぎたかも(笑)。描き下ろしはライブなので失敗であってもいい。キャラクターを等身大に描くことで、見ている人とジョジョの世界を一体化させたかった」と語った。

 展覧会は30年続くシリーズの歩みをまとめた“ジョジョクロニクル”、宿命のライバルたちを豊富なカラー原画とともに見せる“宿命の星 因縁の血”、ジョジョシリーズの核心の1つであるスタンドに焦点を当てた“スタンド使いはひかれ合う”、ファッションやポージング、色使い、構図などのデザインに迫る“JOJO’S DESIGN”、ライバルたちとの最高潮のバトルシーンを集めた“ハイ・ヴォルテージ”、ジョジョを生み出す創作の秘密に迫った”ジョジョリロン”という6つのエリアで構成。“JOJO’S DESIGN”には、「アンリアレイジ」が人間の可動限界を超えた不思議なポーズである“ジョジョ立ち”用のパターンを作り、光線のもとでプリント柄が浮かび上がるウエアをまとったインスタレーションを制作している。他にも現代美術家の小谷元彦とビジュアルデザインスタジオのWOWがそれぞれ作品を制作している。

 展覧会チケットは完全日時指定・数量限定で、10月1日まで。大阪にも巡回し、開催期間は11月25日〜2019年1月14日。

■荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋
日程:8月24日〜10月1日(休館日:毎週火曜日)
時間:10:00~18:00(毎週金・土曜日は21:00まで)
場所:国立新美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2

日程:11月25日〜2019年1月14日(会期中無休)
時間:10:00~20:00
場所:大阪文化館・天保山
住所:大阪府大阪市港区海岸通1-5-10

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アニメコラボ特集 ヒット連発の“制作秘話”に迫る

「WWDJAPAN」4月14日号は、「アニメIP」を特集します。一般法人法人 日本動画協会によると、2023年の日本のアニメ産業のグローバルにおける市場規模は前年比14.3%の3兆3465円となり、過去最高となりました。特に海外市場の成長が目覚ましく、前年比18.0%増の1兆7222億円とこれも過去最高を更新。日本市場を上回ったのは、コロナ禍の20年以来2度目のことでした。市場の盛り上がりは、東京…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。