ストライプインターナショナル(以下、ストライプ)は21日、雑貨を中心とした10~30代向けのウィメンズブランド「ハニーサロン バイ フォピッシュ(HONEY SALON BY FOPPISH以下、ハニーサロン)」を展開するフォピッシュ(千葉雅江・社長)の全株式を取得し、傘下に収めたと発表した。フォピッシュの企画力を注入することで、「雑貨類の商品強化が課題」(広報担当者)という「アースミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC & ECOLOGY)」などストライプの各ブランドの精度向上を狙う。また、ECや財務面などでストライプの資源を活用し、「ハニーサロン」の売上高を5年間で「現状の5倍」に拡大する。千葉社長は続投する。
フォピッシュは2000年3月の設立。ガーリーなデザインが強みで、00年代後半の雑誌「スウィート(sweet)」のブームなどを背景に認知を上げてきた。現在は、ラフォーレ原宿とルミネエスト新宿の直営2店を構える他、自社ECサイトでの直販や地方個店への卸を行っている。価格帯はバッグで1万円前後が中心。
株式取得についてストライプの石川康晴・社長は、「高い企画力と独自性を持つフォピッシュがグループに加わることで、ターゲット層の拡大が可能と判断した」とコメントしている。9月からストライプの自社サイト「ストライプクラブ(STRIPE CLUB)」で「ハニーサロン」を販売する。