ケリング(KERING)は8月20日付で、スイスを拠点に高級時計を手掛けるジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)の最高経営責任者(CEO)に、同じくケリング傘下のスイスの高級時計、ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)のパトリック・プルニエ(Patrick Pruniaux)CEOを任命した。プルニエCEOは2ブランドのトップを兼任する。
プルニエ新CEOは、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」に9年間在籍。アップル(APPLE)では“アップルウォッチ(APPLE WATCH)”の発売に携わり、英国およびアイスランドのカントリー・マネジャーも務めた。
ケリングのアルベール・ベンスーサン(Albert Bensoussan)=ラグジュアリー・ウオッチ&ジュエリーディビジョンCEOは、「プルニエ新CEOに、ケリングの2つの時計ブランドのさらなる発展と認知向上のミッションを与えることができてうれしく思う。ユリス・ナルダンのトップとしての彼の1年間は、両ブランドのアイデンティティー、歴史、技術的なノウハウを生かすことができる最適な人物だと確信させてくれた」とコメントした。
ケリングは2014年にユリス・ナルダンの株式を100%取得し、直結の子会社とした。一方、ジラール・ペルゴはケリンググループのソーウインド(SOWIND)傘下にあり、日本における販売およびマーケティングは2ブランド共ソーウインド ジャパンが行う。