ワールドが8月22日に、かねてからウワサされていた再上場を発表した。上場日は9月28日を予定している。
同社は2005年11月にMBO(経営陣らによる買収)によって上場を廃止。これが13年ぶりの再上場になる。上場する市場は未定だが、上場廃止前と同じ東証1部になりそうだ。主幹事証券は野村証券。公募価格は9月18日に決定する予定だ。
ワールドの18年3月期(国際会計基準)は、売上高が2458億円、営業利益が132億円、税引前当期利益が111億円だった。19年3月期の業績予想は、売上高が前期比1.3%増の2490億円、営業利益が同7.6%増の142億円、税引前当期利益が14.8%増の127億円。
なお同社は7月21日付で普通株式5株につき普通株式1株の割合で株式併合を実施している。これにより19年3月末の1株当たりの利益は317円68銭になる。日本の株式の株価は平均で1株当たりの純利益の15倍程度。これに当てはめると同社の妥当株価は4765円になる。