阪急うめだ本店は24日に、10〜20代の女性をターゲットにした、「阪急ビューティースタジオ」を阪急三番街南館1階にオープンする。開店を前に23日、関係者に公開した。本店2階のコスメフロア「阪急ビューティーワールド」、3月に阪急グランドビル19階にオープンした「阪急ビューティーサロン」に続く、3つめのコスメゾーンだ。「阪急ビューティースタジオ」の初年度(2019年8月まで)の売り上げ目標は10億円、ビューティ全体の今期の売り上げは、320億円(前年280億円)を目指す。
「阪急ビューティスタジオ」は、1〜2階の2フロアを使用し、サテライトのポップアップスペースを併設する。1階は入り口付近に「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」「M・A・C」などのメイクアップブランド、奥へ進むと「イプサ(IPSA)」「エスト(EST)」「SHISEIDO」などのスキンケアブランドを導入し、全18ブランドをそろえる。中でも「M・A・C」はアイテムのミニサイズを1500円以下で販売する「リトルM・A・C」ラインを西日本で初めて取り扱う。
店舗中央にはセミセルフ式のリップバーを設け、ブランドの垣根を超えてカラー別にリップ約300アイテムを配置する。また、バーチャルメイクアプリ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKE)」のモニターを設置し、好きなカラーからリップを選んで試すことができるサービスも提供する。同様のモニターは「ダズショップ(DAZZSHOP)」にも設置され、カラーコンタクトなどのアイテムを試せる仕様だ。
2階にはメイクやヘアアレンジのメニューをそろえるビューティサロン「メイクアップライフ(MAKE UP LIFE)」、ネイルの「ネイルズユニーク アルティミッド エクスプレス(NAILS UNIQUE ULTIMID EXPRESS)」の3店舗が入る。いずれも10分前後、1000円台から受けることができるクイックメニューを中心に提案する。
ポップアップスペースでは、9月4日まで「イヴ・サンローラン」がリップアイテムを提案。5日からは「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」がイベントを行う。
藤尾瑞子・阪急うめだ本店ビューティー営業統括部化粧品開発部ディビジョンマネージャーは「お客さまにとって楽しい場所になってほしいと考え、デジタルサイネージや照明などにこだわった。待ち合わせなどで気軽に訪れる場になってほしい」と語った。