阪急阪神百貨店は、2018年秋に予定していた中国・寧波の阪急百貨店「寧波阪急」の開業を、19年秋に遅らせると発表した。着工時期の遅れや建築工事の遅延が原因。同事業はクールジャパン機構の支援も受けている。
同百貨店は“ニューチャイナ”と呼ばれる20~30代向けの施設となる予定で、地下1階から地上6階の7層、営業面積は10万平方メートル。「阪急うめだ本店と同じくらいのスケールに、ラグジュラリー・ブランド、アパレル、化粧品、食品、雑貨までフルラインをそろえる」(荒木直也・社長)としており、シネコンや子ども向け遊戯施設、中国で人気の温浴施設なども導入することを目指す。開業5年で売上高30億元(約480億円)を目標とする。