香取慎吾と祐真朋樹がディレクターを務めるショップ「ヤンチェ_オンテンバール(JANTJE_ONTEMBAAR)」がオープン前日の24日、メディア向け内覧会を開いた。場所は帝国ホテルプラザ1階。コンクリート打ちっ放しの床はペイントを流したような装飾が、壁には香取の描いたアート作品が飾られ、ギャラリーのような空間にこだわりのメンズとウィメンズのアイテムが並ぶ。
同店では2人がディレクターとして、国内外のブランドと商品開発し、シーズンアイテムはすべて限定品となる。セールは行わず、一部のアイテムは予約受注なら10%オフで販売する。アーティストとしても活動する香取の作品をパターンなどに取り入れているのが特徴だ。
内覧会当日、2人が着用していたコート「サンヨーコート(SANYO COAT)」は3型で、ベースとなったのは祐真が所有していた80年代後半の三陽商会のバルマカーンコートだという。裾のボタンの留め外しにより丈を変えることができたり、アート作品をプリントした着脱可能なライナーを配したり、チェックとプリントのリバーシブル仕様だったりと、着こなしの幅を広げるアイデアが詰まっている。
スタイリストの野口強がディレクションする「マインデニム(MINEDENIM)」とは3型を受注生産する。裾の折り返し部分に香取の絵画をプリントしたワイドシルエット、スリムテーパード、太畝コーデュロイのブーツカットの3型。「ボルサリーノ(BORSALINO)」とはダブルネームの帽子を、「ヴァジック(VASIC)」とはパソコンやパスポートを入れるのにぴったりなポケットが機能的かつシンプルなカーフのトートバッグをそれぞれ作った。
ウィメンズも数多くそろえ、「ステア(STAIR)」とは香取が撮った東京の夜景の写真の転写プリントスカートやラップコートドレスなどを、「マインデニム」とは黒のストレッチデニムやブラウス、タキシードジャケットなどを作った。ウィメンズのデザインも香取自身が行った。「メンズと比べていろいろな格好ができるウィメンズへの憧れが昔からあった」と香取自身が言うように服のデザインへの思い入れは相当なもので、メンズもウィメンズも蓄積してきた服の知識が今回のデザインに反映されているようだ。
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