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「ゾゾ」や「ショップリスト」など7モールと在庫連携 アイルのEC一元管理システム「クロスモール」

 基幹業務システムの構築などを行うアイルが提供する複数ECサイト一元管理サービス「クロスモール(CROSS MALL)」は、2018年8月時点で複数ECモールとの在庫連携を実現した。連携したのは「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」や「マガシーク(MAGASEEK)」「dファッション(d Fashion)」「ショップリスト(SHOPLIST)」「モバコレ(MOBACOLLE)」「ミューズコー(MUSE&Co.)」「アンドモール(&MALL)」の計7サイトで、「リュリュ(RYURYU)」にも近日対応予定だ。これにより、在庫の調整・配分が容易に行えるようになり、業務の効率化と販売ロスの削減につながる。商品画像やサイズデータなどの情報の一括登録も可能だ。

 売り上げ拡大において、複数ECモールへの出店は一つの手法として重要視されているが、商品情報の登録や各サイトの在庫調整など、作業が煩雑になる。「クロスモール」では、複数サイトの在庫を一元管理し、商品情報を連携しているECモールへの情報反映が行える。実際に同サービスを利用している1200社のECサイト運営企業もブランドのターゲットによって平均約4店舗に出店し、商品や在庫のデータを一元管理することで売り上げを拡大させている。その事実を踏まえ、「クロスモール」は18年4月からファッションECモールとの在庫連携を強化してきた。今後もECモールとの連携を拡大していく計画だ。

 「クロスモール」の成功事例として、ウィメンズカジュアル衣料を手がけ、多くのモールに出店しているANAPは同システム導入後、在庫消化率が90%を突破。同システムが割り出すECモールごとの売れ筋データを参考に、出品計画を立て販売することでEC化率は約60%に成長。同社の業績アップの柱になっている。

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アイル
0120-356-932