「WWDビューティ」8月30日号は、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の特集です。VMDは内装やディスプレー、POPなどで“魅せる売り場”を作ること。専任者を付けて注力するブランドがある一方、その都度チームを作って対応するブランドもあるなど、その取り組みは各社さまざまです。
美容業界におけるVMDの役割には大きく2つの流れがあり、スタッフを介さずとも売れる、「魅せる」売り場を作ることと、リアル店舗ならではのメリットである「体験」の価値を表現すること。この「魅せる」ことと「体験」することの2つの方向性から、VMDのトレンドを探ります。
“買い物の楽しさ”を強く訴求するそごう横浜店、女性を高揚させる環境作りを意識したイセタンミラー、“パリの女の子の部屋”をイメージしたコスメキッチン(COSME KITCHEN)など、百貨店、セミセルフ、セレクトショップ、バラエティーショップ、直営店といった各カテゴリーのVMDに対する取り組みを取材しました。
ニュース面では、カテゴリーバランス(商品構成)が変化して拡大を続けている百貨店の化粧品売り場、「ランコム(LANCOME)」の最高級スキンケアシリーズ「アプソリュ(ABSOLUE)」リニューアル、スキンケアが好調で利益増となったエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)とプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)の2018年6月期決算を解説しています。また、日本初上陸となる米国のボディーローションブランド「ジャーゲンズ(JERGENS)」にも注目です。
その他、阪急うめだ本店にオープンした「阪急ビューティースタジオ」、3ブランドを新しく導入する伊勢丹新宿本店、いよいよ発売となる総合メンズブランド「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」、人気美容室「シマ(SHIMA)」がプロデュースするヘアスタイリング剤「サロンセレクト(SALON SELECT)」、オーガニック・ナチュラルブランドのPR業務を行うラキャルプが開催した“オーガニック・フェス”の模様をお届けします。