スニーカーショップのアトモス(ATMOS)は9月2日、高知城下で開かれる日曜市に出店する。4月に開幕した高知の歴史を中心とした博覧会「志国高知 幕末維新博第二幕」の一環で、プロジェクト発足以降、アトモスは高知県の偉人である坂本龍馬とコラボしたTシャツなどを発売している。
日曜市は、高知城下追手筋で毎週日曜日に開かれる生活市で、野菜や果物、金物、打ち刃物、植木などが約1.3kmにわたり売られている。約420店舗が軒を並べ、市民や観光客など、1日に約1万7000人が訪れることもあるという。アトモスは、最も城下に近い追手門の手前にテントを設置する。発売後、即完売した“ウィー ラブ ナイキパック(WE LOVE NIKE PACK)”や“アニマルパック(ANIMAL PACK)”、リーバイス(LEVI'S)とコラボした“エア ジョーダン4(AIR JORDAN 4)”、「アディダス(ADIDAS)」の“イージー(YEEZY)”など、アトモスが所有する希少価値の高いスニーカーのリストック(在庫)を200~300足用意する他、Tシャツなどのアパレルも販売する。10時オープンで、商品が無くなり次第終了。アトモスが発売した坂本龍馬のコラボアイテム着用者に限り、購入権が与えられる。
アトモスの本明秀文・社長は「レアスニーカーは地方では特に買いづらい。なぜ日曜市なのかというと、前回高知に行った際にいろいろと視察したが、もっともパワーを感じたから。野菜でも果物でもない、スニーカーでどこまで人を集められるのか、僕たちにとってもトライアルでありチャレンジだが、高知県との取り組みの中で、(高知県の)尾崎正直・知事らにとてもお世話になっている。表参道店で発売した方が人は簡単に集められるだろうが、よいリレーションシップを築いていくのは、縁故主義のスニーカー業界で、僕たちがもっとも大切にしていること。スニーカーで人を集めて、少しでも地域の活性化に貢献したい」と話した。