ファッション

若年層のスマホ老眼に対応 ビームスと「ジンズ」が初コラボ

 ビームス(BEAMS)は、アイウエアブランド「ジンズ(JINS)」に別注したリーディンググラスを10月に自社のオンラインショップで発売する。“屋外で読書やスマホを楽しむためのリーディング・サングラス”がテーマ。「ジンズ」が世界のトップクリエイターと協業した「ジンズ デザインプロジェクト」の第1弾で発表したイギリスのプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)デザインのフレームを使用している。価格は8000円で、実店舗でも販売予定。

 ビームスの担当者は「現代的なストレスの中で、昨今は若い人たちにスマホ老眼が増えており、老眼鏡は中高年だけのものではなくなってきている。しかし、若い人向けのリーディンググラスはほぼ皆無。初めての人にも抵抗なく使えるリーディンググラスのエントリーモデルであり、オーセンティックなデザインだ」と商品開発の背景を話した。

 また、初のコラボレーションとなる「ジンズ」については、「低価格ながらクオリティーが良く、眼鏡の製造から販売までの流通を本質的に大きく変えた。非常にアバンギャルドでベンチャー的でカッコいい会社だと思っていた。多店舗展開ながらけっして量販店ではなく、ブランド力の高さをキープしている点は、共通する部分もある。このコラボにより、ただファッションを販売するだけでなく、何か世の中を変える力がある新しい商品や提案が生まれるのではと思った」と両社の接点を語る。

 近年のデジタル化の中で、文字にピントを合わせづらくなる老眼が若年層にも増えており、従来ネガティブなイメージがあったリーディンググラスに対して、機能性だけでなくファッション性を求めるニーズが高まっている。「ジンズ」は昨年10月、元ピチカート・ファイヴの野宮真貴プロデュースによる「美人リーディンググラス」を発売している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。