輸入代理店のアルコインターナショナル(大阪、降幡昌弘・社長)は、2019年春夏から新たに2つの米国ブランドの国内販売を行う。1つは19年春夏に本格始動するスポーツウエアブランドの「カルバン・クライン・パフォーマンス(CALVIN KLEIN PERFORMANCE)」で、ウィメンズとメンズを共に用意し、国内向けには“アジアンフィット”を展開する。もう1つは、ウィメンズのヨガバッグブランド「ゴー・ダッシュ・ドット(GO DASH DOT)」だ。仕事や旅行にも対応する汎用性が魅力で、素材はナイロンやポリエステル。価格は1万円台後半から2万円台が中心だ。いずれも販路はセレクトショップやスポーツ専門店。
アルコインターナショナルの18年6月期の売上高は45億円で、前期比28.5%増だった。降幡社長は「私が入社した2004年以降、増収増益を続けている」と言う。今後も「毎年20~30%ずつ成長させるため」に、9月1日付で事業部再編を行った。
新たな組織は、ポルトガルのコンフォートシューズブランド「アルコペディコ(ARCOPEDICO)」や米国・マサチューセッツ州のリカバリーシューズブランド「ウーフォス(OOFOS)」、オレゴン州のステンレスボトルブランド「ハイドロフラスク(HYDRO FLASK)」など海外ブランドの卸を行う国内事業部(ウインド事業部)、「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」や「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」など海外ブランドの輸入代行を行う海外事業部(オーシャン事業部)、「カルバン・クライン・パフォーマンス」の販売とテキスタイルの輸入卸、リメイクブランド「レディメイド(READYMADE)」やバッグブランド「ジャンティバンティ(GENTIL BANDIT)」といった国内ブランドの輸出を行う新設のスカイ事業部からなり、いずれも20代後半から30代前半の若手社員を執行役員として抜擢した。
「ウインド事業部では引き続き“ウェルネス”をテーマにブランドを開拓し、オーシャン事業部とスカイ事業部でもブランド数を増やしたい」と語り、5年後をめどに100億円の売り上げを目指す。