ユニクロ(UNIQLO)の2018年8月度の国内売上高は、既存店とダイレクト販売(EC、法人向け販売)の合計が前年同月比8.8%増、全店ベースでは9.1%増だった。5〜7月は、低気温や西日本豪雨による影響で前年実績を下回っていたが、8月は全国的に猛暑日が続いたこともあり、エアリズムシリーズやTシャツなど夏物商品が活発に動き4カ月ぶりに前年を上回った。売れ筋はウィメンズのワイヤレスブラやアンクルパンツ、メンズの「UT」のTシャツやUVカットパーカなど。
8月をもって終了した18年8月期の既存店売上高は、既存店とダイレクト販売の合計が前期比6.2%増、全店ベースが同6.4%増と6期連続で増収となった。
ユニクロの通期の既存店売上高は、15年8月期が同6.2%増(客数は同2.9%減、客単価は同9.4%増)、16年8月期が同0.9%増(客数は同4.6%減、客単価は同5.8%増)、17年8月期が同1.1%増、(客数は同2.9%増、客単価は同1.8%減)と推移してきた。当期は同6.2%増(客数は同1.7%増、客単価は同4.4%増)となり、「全体的に天候が味方となった」ことで客数、客単価ともにプラスに転じた。
店舗数に関しては、18年8月期は出店15店舗、退店20店舗で、期末店舗数は784店舗となった。ダイレクト販売の強化などもあり、13年8月期末の834店舗以来、毎年微減している。
なお、ファーストリテイリングの18年8月期決算は10月11日に発表される予定だ。