英国のバッグブランド「シンプソン ロンドン(SIMPSON LONDON)」が9月1日、世界初の単独店を西武渋谷店にオープンした。堅牢でエイジングが楽しめるブライドルレザーやコードバン、カーボンレザーを用いたブリーフケース(10万~12万円)や長財布(3万8000~4万8000円)、カードケース(8500円~)などをフルラインアップする。また「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルでユニオンジャックを表現した、オープン記念の限定アイテムも販売している。
2015年に就任したパトリック・コイン(Patrick Coyne)社長はブランドの強みについて、「全てのアイテムをロンドン市内の自社工場で手作りしていることだ。ある程度のビジネス規模で、これを実現できているのはわれわれだけだろう」とコメントした。
出店地に日本を選んだ理由については、「英国内では店舗を持たず、王侯貴族などを相手にビスポークを行っている。一方、日本は17年に約1億円を売り上げた。国別の売り上げは、英国を除けば日本が1位だ。出店地は日本以外に考えられなかった」と述べた。同ブランドのこれまでの主な日本国内の販路は、百貨店の紳士雑貨やバッグ売り場、ナノ・ユニバース(NANO UNIVERSE)やアーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)といったセレクトショップだった。
「シンプソン ロンドン」は、1990年代にシャネル(CHANEL)グループ傘下となった1860年創業のタナー・クロール(TANNER KROLLE)を前身に持つ。97年にタナー・クロールの創業一族であるロバート・シンプソン(Robert Simpson)がビスポーク部門の職人を率いてシンプソン ロンドンを設立し、同名のブランドをスタートさせた。
■シンプソン ロンドン
オープン日:9月1日
時間:月~土曜日 10:00~21:00 / 日曜・祝日 10:00~20:00
定休日:無休
住所:東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店 B館6階