「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」はミラノ・ファッション・ウイーク期間中の9月20日21時(現地時間)から、ミラノ・リナーテ空港で大規模なショーイベント「エンポリオ アルマーニ ボーディング(EMPORIO ARMANI BOARDING)」を開催する。飛行機の格納庫を舞台に、今回は例外的に2019年春夏メンズ・コレクションとウィメンズ・コレクションを同時発表。世界で活躍するポップスターによるライブパフォーマンスも予定している。なお、同空港でファッションショーが行われるのはこれが初めてだ。
ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)「エンポリオ アルマーニ」デザイナーは、「空港は象徴性にあふれる場所であり、外の世界へと際限なく開かれていることを示している。人は発見するとともに学ぶために旅立ち、数えきれないほどの冒険を経験した後に戻ってくるのだ」とコメント。「私は今回のイベントを、1996年から『エンポリオ アルマーニ』の名前と象徴的なイーグルのロゴが飾られている格納庫の中で行うというアイデアを気に入っている。そのシンボルは、リナーテ空港に着陸した何千人もの旅行客を迎え、そしてミラノから飛び立つ彼らを見送っている。この空港は、自由と冒険心を体現するとともに、コンテンポラリーなスタイルを通してその本質を主張し続ける『エンポリオ アルマーニ』にとって最適な場所だ」。そんな空港にあるイーグルのロゴが飾られた格納庫は現在、1981年に「エンポリオ アルマーニ」が1号店を開いたミラノのドゥリーニ通りや、ショー会場になっているアルマーニ/テアトロがあるベルゴニョーネ通り、大型コンセプトストアとカフェを構えるマンゾーニ通り31番地のような、ブランドゆかりの場所の1つになっているという。
当日、会場には2300人を収容予定で、その中には招待客やスタッフ、プレス関係者に加え、一般客も含まれる。一般客用のチケットは、ミラノで行われるゲーム形式のコンテストの参加者の中から選ばれた100人に進呈される予定だ。また、屋外広告キャンペーンとリナーテ空港のカスタム装飾に加え、ミラノを走るトラムやバスにも広告を掲示し、同イベントのプロモーションを実施する。さらに、イベントのテーマから着想したスウェットシャツ、Tシャツ、アクセサリーからなるカプセルコレクションを9月13日にミラノで先行発売し、その後世界の主要旗艦店と公式オンラインストアで発売する。日本では9月下旬から銀座店で発売する予定だ。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。