東京・北青山のベルコモンズ跡地の建設現場が、「バーバリー(BURBERRY)」の新モノグラム柄の仮囲いでおおわれている。同柄は、新クリエイティブ・ディレクターのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)が英国の大御所グラフィック・デザイナー、ピーター・サヴィル(Peter Saville)と組んで作成したもので、先日インスタグラムで発表されたばかり。ティッシの「バーバリー」を象徴する新店をこの場所に出店するのかと思いきや、ブランド側によれば、これは9月17日にロンドンで開催されるティッシによる初のショーの告知なのだという。
ベルコモンズ跡地の他、原宿と渋谷をつなぐキャットストリートにも、ポスター大のモノグラム柄を数カ所貼りだしているという。上海や台北では、営業中の店舗を同柄でおおっていたという目撃談もある。9月17日のショー本番に向けて、世界中でファンの気分を盛り上げるとともに、新モノグラムの認知アップを図っているようだ。先日、レディー・ガガ(Lady Gaga)がエディ・スリマン(Hedi Slimane)による新生「セリーヌ(CELINE)」のバッグをインスタグラムに投稿して注目を集めたのと同様に、ショー前にいかにバズを生んでおくかという視点が、今やブランド側には欠かせなくなっていることを象徴する事例だ。