ニューヨークのロウアー・マンハッタンに位置するシーポート・ディストリクトに6日(現地時間)、ディエチ コルソコモ(10 corso como)のニューヨーク店がオープンした。総面積約2600平方メートルの1層の広大な店舗には、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「モンクレール(MONCLER)」「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN)」などの人気ブランドのほか、世界有数の品ぞろえでオーダーも受け付ける「アズディン アライア(AZZEDINE ALAIA)」などのファッション、ジュエリー、食器やキャンドル、書籍などが並ぶ。
ブルックリン・ブリッジを臨むイーストリバー沿いのシーポート・ディストリクトは、ニューヨーク市の歴史的建造物に指定されているエリア。19世紀初頭に改修された商業用の建築物が今なお現存している。一帯の開発は、ザ・ハワード・ヒューズ・コーポレーション(THE HOWARD HUGHES CORPORATION)が担当。かつては漁港だったため魚市場として使われていた建物を改修した店舗についてディエチ コルソ コモのカルラ・ソッツァーニ(Carla Sozzani)ディレクターは、「この場所を一目で気に入った。さまざまなカルチャーが入り混じるこの場所は、編集者出身の私が手掛けるディエチ コルソ コモにピッタリ」と話す。
オープン初日となった6日の夜には、パーティーが開かれた。
10コルソ コモは1990年、ミラノ市内のコルソ コモ通り10(イタリア語でディエチ)番地ミラノにオープン。現在はサムソングループ(SUMSUNG GROUP)との合弁でソウル、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の子会社とともに上海、北京の店舗を手掛ける。日本ではコム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)とともに東京・南青山にもショップを持っていたが、2012年に閉店した。