ストライプインターナショナルのオリジナルブランド「コエ(KOE)」は9月29日、米デザイナーのトム・ブラウン(Thom Browne)との最後のコレクションを発売する。
テーマは「プレッピーなお茶会」。「ブランドとの親和性を大切にしたい」というトムの思いから、日本の茶室をデザインコンセプトにした「ホテル コエ トーキョー(HOTEL KOE TOKYO)」を舞台に、洋服をめぐるお茶会をイメージ。撮影も同ホテルの客室で行った。
商品は、秋冬トレンドのコーデュロイ素材を豊富に使い、キャメルや赤、青などの配色を特徴とするプレッピーなスタイルを提案。メンズはオーバーコート(5万2000円)やベスト(2万7000円)、ニットベスト(6900円)、パンツ(4万円)など全12型、ウィメンズはオーバーコート(4万8000円)やシャツドレス(3万2000円)、スカート(4万8000円)、カーディガン(7900円)など全9型をそろえる。
店頭発売は「ホテル コエ トーキョー」のみ。1階入り口にあるポップアップスペースで販売する。ECでは、9月28日18時から予約開始、10月5日から、「コエ オンラインストア」と「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で販売する。商品発売を記念し、「コエ」公式インスタグラムをフォローすると、28日に「ホテル コエ トーキョー」で開催する先行販売会と音楽イベントに招待する。
5回で終了する同コレクションは、2016年夏にスタート。ストライプは09年に米トム ブラウン社の株式の67%を取得し、16年3月には、同社に関して米国投資ファンドのサンドブリッジキャピタルと資本業務提携を結んだ。しかし今年8月、エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP以下、ゼニア)がトム ブラウンの株式85%を取得。少数株主だったストライプは全株式を手放した。
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