ゴールドウインの勢いが止まらない。同社の2018年3月期決算は、売上高が前期比15.6%増の704億円、営業利益は同81.6%増の71億円だった。売上高は8期連続の増収、営業利益は10期連続の増益で25年ぶりに最高益を更新した。同社の好調を支えるのはここ数年2ケタ成長を続けている「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」だ。ゴールドウインは1978年に「ザ・ノース・フェイス」の輸入販売を開始し、94年には国内商標権を買い取って、独自の商品開発を行っている。防寒着を中心としたアウトドアウエアに軸足を置きながらも、「ハイク(HYKE)」などのファッションブランドとのコラボレーションや、カジュアルに重点を置いた「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)」を通じてターゲット層の拡大を図っている。全国のショッピングセンターなどに直営店を数多く出店して消費者との接点を増やしていることも、商品が浸透した大きな要因だ。寒さが増すこれからの季節に目にすることが増えると思われる「ザ・ノース・フェイス」の近年の動向をまとめた。
日本企画の商品開発が強み
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ファッションブランドとのコラボ
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街着として定着 ブームに危機感
「ザ・ノース・フェイス」に続くブランドは?
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