ファッション

グッチ青山がリニューアル 最新コレクションとリンクする世界観

 「グッチ(GUCCI)」は東京・青山の旗艦店をフルリノベーションし、9月14日にリニューアルオープンする。全3フロアで構成するショップの総面積はリニューアル前と同じ1000平方メートル超えで、メンズとウィメンズのウエアやチルドレンズ コレクション、バッグ、シューズ、ジュエリー、アイウエア、フレグランスなど、フルカテゴリーをそろえる。最新コレクションの他、リニューアルオープンを記念した青山限定のハンドバッグやシューズ、ウエアなども販売する。

 新たな内装は、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターのこだわりを随所で表現している。「グッチ」ならではの美しい素材を取り入れながら空間を贅沢に使用し、自然光がふんだんに入る心地よい空間が広がる。ショップの各階にはさまざまな椅子が配置され、ビンテージのオリエンタルラグが重なり合うように敷かれている。柔らかい質感のベルベットと硬質なリベットといった装飾や、異なる色の大理石を組み合わせる象嵌(ぞうがん)を施して木製のフローリングと調和させた床など、対照的な素材や要素をあらゆる箇所で組み合わせて、“折衷主義”を掲げる最新コレクションとリンクする内装を作り上げた。

 1階には、素材やカラーのバリエーションが豊かなハンドバッグが壁面の棚に多数並ぶ。2階へと続く階段は、日本の伝統と「グッチ」の世界観を融合させた特別仕様で、漆器のような光沢を帯びた手すりには、アンティークゴールドのフローラルパターンが描かれている。

 2階のメンズフロアはグリーン、3階のウィメンズとチルドレンズのフロアは淡いピンクがキーカラーとなる。各カテゴリーの最新コレクションの他、伝説的テーラーのダッパー・ダン(Dapper Dan)にオマージュを捧げたコレクションもメンズとウィメンズともにそろう。3階で新たに扱うチルドレンズ コレクションのスペースは、ピスタチオグリーンのカーペットと鮮やかなカラーのギンガムチェックやストライプの壁紙で、遊び心あふれる空間に仕上げられている。

 また、顧客が商品を自由にカスタマイズできる“GUCCI DIY(Do It Yourself)”を開始する。オープン時には、パッチやプリントなどの装飾をカスタマイズできるメンズアイテムとイニシャルを編み込めるユニセックスのニットが登場。10月中旬にはウィメンズのドレスやカーディガンに加え、ジャケットなどのアイテムがカスタマイズできるDIYプログラムも始まる予定だ。

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