9月13~18日に開催された2019年春夏ロンドン・ファッション・ウイークの会場付近では、ランウエイ同様多様性にあふれるファッションがストリートを彩った。今回のロンドン・ファッション・ウイークでの1番のトピックは、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)による「バーバリー(BURBERRY)」のデビューコレクション。彼は134体にもおよぶスケールで、「バーバリー」のクラシックスタイルからロンドンらしいパンクなルック、トレンドもきちんと押さえたストリートスタイルまで、全ての年齢の人にアプローチするコレクションを披露した。また今シーズン、ランウエイを圧倒したイットモデルは、活動家としても知られるアジョア・アボアー(Adwoa Aboah)とまだら肌のウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)だった。
そんなランウエイと連動するように、来場者のファッションも「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のフーディーやネオンカラーを着こなしたストリートスタイルからショートレギンスとダウンを着こなしたアスレチックなスタイリング、トレンチコートをさらりと着こなしたスタイルまで多種多様だった。
だが、よくよく見るとその中にもいくつか共通となるアイテムがある。バッグは折り紙の形のバッグやがま口バッグなど、ギミックや遊び心のあるステートメントバッグが人気。同様に、イヤリングやピアスも大ぶりで顔まわりに視線を集めてくれそうな主役級のものが多かった。またスタイリングでは、何種類もの柄をミックスしたコーディネートが多く見られた。柄はパイソン柄を中心にアニマル柄が多く支持を得た。