「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」が、パリのセーヌ川を舞台にファッション・ビューティ・ランウエイショーを開催する。世界中のファッション関係者が集まる9月24日~10月2日のパリ・ファッション・ウイークに合わせたもので、現地時間の9月30日14時に開始予定。
ピエール・エマニュエル・アンジェログル(Pierre Emmanuel Angeloglou)=ロレアル パリ グローバル・ブランド・プレジデントが「パリジャンにふさわしい、パリならではの場所を探した」という会場は、オルセー美術館近くのソルフェリーノ河川港。セーヌ川に設置する長さ約60メートルのキャットウオークを中心に、当日は周囲の川岸や橋上は33カ国からの招待客を含む約20万人の観衆でにぎわうだろうという。同氏は今回のショーを「多様性に富むビューティとファッションの祭典」と呼び、「他では観ることのできない、誰も予想だにしない体験を提供したい」と話す。
また同氏が「全ての人をわれわれのショーに招待したい」と言う通り、ショーの様子は昨年同様、インターネットでライブ配信される。シャンゼリゼ通りで開催された昨年のショーは、SNSなどデジタル媒体で18億のインプレッション数を得た。今年もブランドの全てのデジタル・プラットフォームやSNSを駆使し、昨年を超える盛り上がりを目指すという。
人気ブランドの参加も見どころだ。“パリジャン・シック”をテーマに、各ブランドが2018年秋コレクションのアイテムでショーを盛り上げる。ジュエリーブランド「ショパール(CHOPARD)」をはじめ、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」「バルマン(BALMAIN)」「ジャックムス(JACQUEMUS)」「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」「エリー サーブ(ELIE SAAB)」などが参加予定。同氏は「パリジャンにとってのビューティとファッションの多面性を表現する豪華なセレクションだ」と話す。
ショーにはブランドのスポークスウーマンやモデルが登場。女優のアンディ・マクダウェル(Andie MacDowell)やエル・ファニング(Elle Fanning)、エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)、そしてモデルのビアンカ・バルティ(Bianca Balti)、ダッキー・ソット(Duckie Thot)、リヤ・ケベデ(Liya Kebede)らがセーヌ川に浮かぶキャットウオークを歩き、70ルックを披露する。ショーのヘアメイクはヴァル・ガーランド(Val Garland)=グローバル・メイクアップ・アーティストと、ステファン・ランシエン(Stephane Lancien)=グローバル・ヘア・アーティストが取り仕切る。
「ロレアル パリ」はパリ・ファッション・ウイークの15のショーでヘアメイクを担当する。また、27日には「イザベル マラン」とコラボしたメイクアップ製品のカプセルコレクションを発表し、さらに同ブランドとの限定メイクアップコレクションが世界で発売される。