ファッション

「フミカ_ウチダ」が登録有形文化財の建物に初の路面店をオープン

 内田文郁が手掛けるウィメンズブランド「フミカ_ウチダ(FUMIKA_UCHIDA)」は10月1日、初の路面店を東京・文京区の本郷三丁目に開く。場所は春日通りに面し、本郷三丁目駅から徒歩3~5分のさかえビルの1階。同ビルは80年以上前に薬学研究所として建てられた建築物で、アール・デコ様式を取り入れた内装が特徴。登録有形文化財として登録されている。店舗面積は85平方メートル。同ブランドのアトリエとプレスルームも中目黒から同ビルの2階に移転した。新店舗は9月末に「フミカ_ウチダ」2019年春夏コレクションの展示会会場としてバイヤーやメディア関係者に向けて披露された。

 内田デザイナーは「一目見て、この物件に惚れた。勘で決めてしまったので、このエリアまでお客さまが来て下さるのか心配はあるが、街の雰囲気もとても気に入っている」と話す。店舗のオープンを突然決めたことから、同社で2018-19年秋冬商品の店舗用在庫を確保しておらず、オープン直後はブランドのアーカイブ商品やサンプルなどを店頭に並べるという。

 「フミカ_ウチダ」は中目黒のビンテージショップ、ジャンティーク(JANTIQUES)のバイヤーを経た内田文郁が14-15年秋冬にスタートしたブランド。ビンテージの知識と女性ならではの着方のアイデアが詰まったウエアは、芸能人やスタイリストなど業界での支持が高い。現在卸先は国内約30アカウント、海外は韓国で1アカウント。

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