三陽商会は21日、250人程度の希望退職者を募集すると発表した。対象は販売職を除く従業員。募集期間は10月29日から11月26日、退職日は12月31日。退職者には特別退職金を支給するとともに、希望者には再就職先を支援する。
同社は2015年6月末に屋台骨だった「バーバリー(BURBERRY)」を契約終了で失う“バーバリーショック”を挟んで、13年に約270人、16年に約250人の希望退職者を募ってきた。それ以外にもブランドや店舗の整理を伴うリストラを断行。18年12月期には3期ぶりの営業黒字化を予想していたが、1〜6月期の販売苦戦を受けて、これを撤回した。7月の決算会見で岩田功・社長は「黒字化を約束していたのに、不甲斐ない結果になってしまった」と反省の弁を述べていた。