“途上国から世界に通用するブランドをつくる”を理念とするマザーハウス(MOTHERHOUSE)が、毎年恒例イベントの「サンクスイベント」を9月22日に東京で、23日大阪で開催する。
マザーハウスはバッグ、ジュエリー、シャツやストールなどのファブリックをバングラデシュ、スリランカ、インドネシア、ネパール、インドといった途上国で生産し、日本、台湾、香港の計37店舗で販売している。
マザーハウスの商品に関心のある消費者とコミュニケーションをとることを目的として始まった「サンクスイベント」は、第1回は来場者が50人に満たなかったのが今年は延べ1000人ほどを想定しているという。また、毎年テーマを変えて開催しており、今年のテーマは“途上国百貨店”だ。生産拠点を置いている各国の職人らが来日し、トークショーや実技披露、体験イベントなどを開催する。
同イベントに先立ち、20日、21日には松屋銀座本店でレザーとジュエリーの実技披露を行った。山口絵理子社長兼デザイナーは、「実際に消費者の顔を見て会話を交わすことで職人のモチベーションも上がり、消費者のためにいいものを作ろうと努力するので品質もこの12年で大幅に向上した」と語る。20日に実技披露したバングラデシュから来日した職人は、日本を訪れるのは初めてだといい、「以前はデザインを形にするだけの作業だったが、こうしてお客さまの前で披露することで実際に使用する人の様子がわかり、うれしく思う」とコメントした。
■MOTHER HOUSE サンクスイベント
日程:9月22日
時間:10:30~20:00
場所:紙パルプ会館2F フェニックスホール
住所:東京都中央区銀座3-9-11
日程:9月23日
時間:11:00~20:15
場所:ルクアイーレ9F 梅田蔦屋書店
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3