スポーツ専門店のゼビオは、渋谷の「ギャップ(GAP)」跡地に開くスーパースポーツゼビオ(SUPER SPORTS XEBIO)渋谷公園通り店をオープン前日の21日に公開した。総面積は1157平方メートルとショッピングモールに入る標準店に比べて3分の1程度だが、「ナイキ(NIKE)」の商品が全体の約3〜4割を占めるなど人気ブランドのアイテムに絞り、量販店では取り扱うことが少ない高価格帯のシューズやウエアをそろえる。また女性用の商品が5割を占めているのも特徴だ。広報担当は「渋谷という場所に合わせて、他店では2割程度の女性用商品を半分に増やしたり、女性専用の試着室を設置したりした。また健康やスポーツに対して意識の高い方が来店することを想定し、ランニングやフィットネスカテゴリーの商品も多く扱っている」と語る。
フロアは1階がフットウエアで2階がアパレル、3階はサッカー、バスケットボール、ラケットスポーツ、スイミングでパフォーマンスが8割、ライフスタイルが2割の商品構成となる。インバウンドが売上高全体の2〜3割になることを想定し、店頭に立つ55人のスタッフの6〜7割は英語対応可能な人材をそろえた。堀川久勝・店長は「他店舗は30〜40代の顧客がメーンだが、渋谷は10〜20代の方も多く訪れるはずだ。渋谷はスポーツショップが多い激戦区だが、ゼビオならではの豊富な品ぞろえで勝負していきたい。2020年の東京五輪に向けてスポーツ志向が高まる中、新たなゼビオのイメージを発信できる店として期待している」と語った。今後も渋谷公園通り店のような商品構成の店舗を増やす予定だという。