テレビ通販最大手のジュピターショップチャンネル(以下、ショップチャンネル)は11月24日10~11時の放送回に、BMWの電気自動車“BMW アイスリー(BMW i3)”を10台限定で販売する。9月25日、都内での記者会見で発表した。
ショップチャンネルが番組で車を販売するのは初めて。100%再生可能なエネルギーを用いるなど環境に配慮した工程で生まれるi3の生産背景と、「環境に優しいサステイナブルな生活をお客さまに提供する」というショップチャンネルの姿勢が合致。加えてi3のターゲットである富裕層の40~60代女性がショップチャンネルの主な客層とマッチすることもあり、番組内での販売が実現した。
番組では青、赤、白の計3種のカラーバリエーションを用意し、衝突被害軽減ブレーキや後方確認カメラなどのオプションを搭載した、通常638万9000円相当の車両を「非常に魅力的な価格」(田中誠司BMW広報部長)で提供する。購入希望者は車の頭金に相当するクーポンを購入し、後日BMW担当者による訪宅説明、試乗などを経て契約となる。
記者会見でお披露目されたi3は、ネイビーのボディーと近未来的なデザインがクールな印象。内装はCDオーディオや電動チェアを廃するなど徹底的にミニマルな仕様となっているが、これは量産車として初めてカーボンファイバー強化樹脂を基本骨格に採用したことにより実現した軽さを最大限に活かすためだという。