ファッション

米国靴「ジーエイチバス」 日本初の単独店を「日本橋高島屋S.C.」にオープン

 靴の輸入代理店ジー・エム・ティー(GMT)は、25日に開業した「日本橋高島屋S.C.」新館3階のポップアップステージ3に、米シューズブランド「ジーエイチバス(G.H.BASS)」のポップアップショップをオープンした。同ブランドが日本に単独店舗を構えるのは初。売り場面積は34平方メートルで、2019年1月31日までの期間限定となる。横瀬秀明・社長は、「みゆき族が一世を風靡した1960年当時でも、ここまでのラインアップは実現しなかったはず」と自信を見せる。

 同ブランドの代名詞であるコインローファーの“ローガン(LOGAN)”や、アメトラ好きをうならせるディテール、ビーフロールを持つ“ラーソン(LARSON)”をはじめ、カラーバリエーションが豊富でリボンやヒールを付けたウィメンズもそろう。また日本企画として“ローガン”のラバーソールモデルも販売する。オリジナルはレザーソールだが、ラバーソールは防滑性が高く疲れにくい。「ビジネス層に受けており、“本物のローファー”としての指名買いも増えている」という。主な価格帯はメンズ、ウィメンズともに2万円台前半。

 「ジーエイチバス」は1876年、米国・メイン州に生まれ、アメトラやアイビーの必需品として愛されてきた。ジー・エム・ティーが輸入代理店を務めるようになって丸1年。ビームス(BEAMS)やユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)と別注アイテムを製作するなどして、アメトラやアイビーと縁が薄い若年層にもアプローチしてきた。2018-19年秋冬では「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」とも協業し、“ローガン”をベースにクロコダイルやリザードを型押したレザーをクレイジーパターンで仕上げたシューズ(3万8000円)も発売した。「17年度は2万足を販売した。18年度は3万足を目指す」とし、ポップアップの約4カ月間に単店で1800万円の売り上げを目標にする。さらに「まずはポップアップショップに全力投球する」とした上で、「3年後をめどに路面店もオープンしたい」と述べた。

 またジー・エム・ティーは同日、新館1階に修理専門店のジーエムティー ファクトリー(GMT FACTORY)をオープンしたが、これは代々木上原店に続く3店舗目。横瀬社長は「11月から『日本橋高島屋S.C.』本館で、『ジャラン スリウァヤ(JALAN SRIWIJAYA)』『トリッカーズ(TRICKER’S)』『バーカー(BARKER)』、子会社のアール・ピー・ジェー(RPJ)が輸入代理店を務める『パラブーツ(PARABOOT)』などを扱ってもらう。修理専門店を通じて“よい靴を長く履く”を定着させていきたい」と語った。

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