「WWDビューティ」9月27日号は、化粧品のインバウンド需要の好調を背景に、各社が力を入れるトラベルリテール(旅行者を対象とした小売販売)の特集です。世界の免税市場規模は10年で2倍以上の伸びを見せ、日本も訪日外国人の増加により免税売り上げが拡大しているのは周知の通り。オリンピック・パラリンピックが東京で開催される2020年を見据え、インバウンド需要の中心にある化粧品の売り上げはさらに伸びると期待されます。
各空港では免税店の増床工事が進み、成田空港では第一ターミナル出国手続き後のエリアで店舗区画を整備。羽田空港では来年3月の完成を目指した旗艦免税店のリニューアルが進められており、日本最大級の面積と品ぞろえを誇る免税エリアが誕生予定です。特集内では、拡大する羽田の免税店事情について紹介します。
トラベルリテールにおいて今、重要視されているのが“専用製品の開発”と“体験型”です。空港でも買い物を楽しんでもらうために、空港側とメーカー側が協力して“ここでしか買えない”製品の開発や、ポップアップイベントの開催を積極的に進めています。また、昨年から各空港に登場している到着時免税店についても探ります。
ニュース面では、9月25日に新館がオープンし、本館をリニューアルした日本橋高島屋S.C.の戦略について迫ります。その他、ロゴやウェブサイト、店舗デザインを刷新しブランド創設以来最大のリニューアルを果たす「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」、創業10周年を迎えたACROの方向性、ヘアメイクアップアーティストの河北裕介が手がけるライフスタイルブランド「アンドビー(&BE)」も掲載します。
トピックスでは、大盛況のうちに幕を閉じたアルビオンのファンデーションフェスの模様、ビューティブランドも多数参加した「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト 2018 トーキョー(FNO)」、“祭り”をテーマに全国3カ所で開催する「シャネル(CHANEL)」のイベントについて取り上げます。